2019年3月16日(土)横内まちづくり協議会主催のもの、空き缶と牛乳パックという身近にあるものを使い、有事の際にも住民自らが生き抜く力を身につけるために小学生を対象にした「空き缶で炊飯体験」を企画・運営しました。
まずは防災士の指導のもと、空き缶(ビールや酎ハイなどの350ml缶)をコンロにするための加工をします。
上部に二箇所、下部に二箇所長方形になるようカッター等で切り広げます。上部は牛乳パックの燃料を投入するためのもので、下部は通気孔として活用します。
つづいて、燃料となる牛乳パックを短冊形にカットします。サイズはコンビニなどで売っている100円ライター程度の大きさ。
一人分(茶碗一杯分)を作るためには牛乳パックを三枚(3リッター分)が必要となるため切る量もそれなりになります。
研いだお米を缶に入れ、作成した空き缶コンロの上にのせ着火。
けっこうな火力で一気に水蒸気が上がりお米が炊けていることを感じます。
ご覧の通り牛乳パックが焼けた際の煙も結構なものですが、火力が強いこともあってあっという間にご飯が炊けます。
その間もずっと燃料である短冊切りにされた牛乳パックを常に供給し続ける必要があります。
最後は、炊き上がったご飯を実食。
炊きたてのご飯をおいしくいただきました。
実際、有事の際に暖かい食べ物を食べることは少なく、身近にあるものを使った生きる術は大切なものになります。
今回使用した空き缶と牛乳パックでの炊飯は一例に過ぎず、この考え方をさまざまに応用し有事に活きる力になってくれればと思います。